愛人『あや』と濃密な愛を刻む。美大生と教授。芸術家、そしてひとりの男として心酔する教授を澄み切った瞳で見つめながら、好天に恵まれた海辺をゆっくりと歩く。ホテルに入れば越えてはいけない壁の存在を忘れ、溜め込んだ思いをぶつけ合う。一望できる華やかな情景に心を躍らせながら、相手を悦ばせたいという一途な心で愛撫に励む。日常からかけ離れたひと時がふたりに異常なまでの興奮を与え、艶やかな体を一心不乱に‘生’の熱を味わう。ふたりは‘愛人’という背徳的な関係であることを忘れ去り、本能の赴くままに快楽を貪りあっていく…。 |
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